移植後退院まで。(8)
2011/09/02 Fri
半年ぶりに過去の記録を書きます。
前回は、移植後 Day 24 まで、書きました。
移植後3週間すぎているのに、血球貪食を起こし、ドナーさんの細胞は生着せず・・・・白血球は底・・・・吐き気、腹痛、下痢、口内炎、皮膚症状・・・熱発に苦しめられ、起き上がるのは、ポータブルトイレにうつるときだけ・・・あとは、ただただ、人形のように、ぐったりとベッドに横になっていました。
再移植の話がでていましたが、わたしの精神状態が、今思えば尋常ではなく、ハイテンションでした。とにかく、前しか向いていなかった。振り向いたり、立ち止まったりしたら、どうにかなりそうで、一瞬でも、よくない考えが浮かんできたら頭から追い出すようにしていました。
Day 25 主治医から、「抹消血幹細胞移植」の具体的な説明を受ける。HLA(白血球の型)が2座ちがう私から、抹消血幹細胞移植をする方針でした。その週の半ばに健康診断をして、週が明けたら、入院してG-CSFの注射。G-CSFを打つと、どんな副作用がでるかわからないので、その日から入院するようにという話でした。翌週、前から予定していた仕事があったので、「日にちをずらすか、2~3時間、外出できません?」と先生に聞いて、(なにをいっとるんだ・・・。)みたいな顔をされたのを覚えています。わたし、のんきだったんですね。結局、仕事は、かわりの人に頼めましたが・・・・。
その日の夜だったか・・・・看護師さんの処置中に、無菌室の前で待っていたとき、血液グループのもうひとりの先生から、声をかけられました。直接の主治医ではないのだけれど、血液専門の先生ということもあって、大部屋にいるときはもちろん、無菌室に入っても毎日顔をだしてくれていました。こんな状況になって・・と気遣ってくださったのか、「○○ちゃんにとっては、お母さんからもらうほうがいいのかも・・・。」とポツリと言ってくださったのを覚えています。もう、そのときは、わたしも娘も「まな板の上の鯉」の心境で・・・なぜ、抹消血からの移植なのか~~??どうちがうのか~~??なんて、お医者さんに聞く気力もありませんでした・・・。治療が停滞するというか・・・・次から次へといろんなことが起っている最中って、親も患者自身も、たぶんその場その場を過ごすのに必死で・・・・「おまかせしますから、助けてください・・・・」という心境でした。
翌週、3日間、連続でG-CSFを注射したあと、抹消血からそれを採取しました。幸い、G-CSFの副作用もありませんでした。入院したのは小児病棟で、消灯時間、9時。「9時になんか、寝れるかい!!」と、薄明かりで本を読もうとしましたが、すぐに、爆睡。入院中は、三食しっかり食べ、普段よりも健康的な生活でした。白血球の値がしっかりあがったところで、抹消血からそれを採取、献血ルームでする成分献血と同じですね。片方の腕から採血をし、機械をとおして必要な幹細胞だけをとり、のこりを、もう片方の腕から体にもどす・・・・。歯医者さんにあるようなリクライニングの椅子で、約2時間(これは、腰が痛くてつらかった・・・)・・・・それこそ、「まな板の上の鯉」でした。


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前回は、移植後 Day 24 まで、書きました。
移植後3週間すぎているのに、血球貪食を起こし、ドナーさんの細胞は生着せず・・・・白血球は底・・・・吐き気、腹痛、下痢、口内炎、皮膚症状・・・熱発に苦しめられ、起き上がるのは、ポータブルトイレにうつるときだけ・・・あとは、ただただ、人形のように、ぐったりとベッドに横になっていました。
再移植の話がでていましたが、わたしの精神状態が、今思えば尋常ではなく、ハイテンションでした。とにかく、前しか向いていなかった。振り向いたり、立ち止まったりしたら、どうにかなりそうで、一瞬でも、よくない考えが浮かんできたら頭から追い出すようにしていました。
Day 25 主治医から、「抹消血幹細胞移植」の具体的な説明を受ける。HLA(白血球の型)が2座ちがう私から、抹消血幹細胞移植をする方針でした。その週の半ばに健康診断をして、週が明けたら、入院してG-CSFの注射。G-CSFを打つと、どんな副作用がでるかわからないので、その日から入院するようにという話でした。翌週、前から予定していた仕事があったので、「日にちをずらすか、2~3時間、外出できません?」と先生に聞いて、(なにをいっとるんだ・・・。)みたいな顔をされたのを覚えています。わたし、のんきだったんですね。結局、仕事は、かわりの人に頼めましたが・・・・。
その日の夜だったか・・・・看護師さんの処置中に、無菌室の前で待っていたとき、血液グループのもうひとりの先生から、声をかけられました。直接の主治医ではないのだけれど、血液専門の先生ということもあって、大部屋にいるときはもちろん、無菌室に入っても毎日顔をだしてくれていました。こんな状況になって・・と気遣ってくださったのか、「○○ちゃんにとっては、お母さんからもらうほうがいいのかも・・・。」とポツリと言ってくださったのを覚えています。もう、そのときは、わたしも娘も「まな板の上の鯉」の心境で・・・なぜ、抹消血からの移植なのか~~??どうちがうのか~~??なんて、お医者さんに聞く気力もありませんでした・・・。治療が停滞するというか・・・・次から次へといろんなことが起っている最中って、親も患者自身も、たぶんその場その場を過ごすのに必死で・・・・「おまかせしますから、助けてください・・・・」という心境でした。
翌週、3日間、連続でG-CSFを注射したあと、抹消血からそれを採取しました。幸い、G-CSFの副作用もありませんでした。入院したのは小児病棟で、消灯時間、9時。「9時になんか、寝れるかい!!」と、薄明かりで本を読もうとしましたが、すぐに、爆睡。入院中は、三食しっかり食べ、普段よりも健康的な生活でした。白血球の値がしっかりあがったところで、抹消血からそれを採取、献血ルームでする成分献血と同じですね。片方の腕から採血をし、機械をとおして必要な幹細胞だけをとり、のこりを、もう片方の腕から体にもどす・・・・。歯医者さんにあるようなリクライニングの椅子で、約2時間(これは、腰が痛くてつらかった・・・)・・・・それこそ、「まな板の上の鯉」でした。


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