内分泌外来。
2011/07/20 Wed
7月19日
今日は、内分泌外来の日でした。
小児科の中の、内分泌専門の先生にみてもらっているのですが、就学しているぐらいの年齢で、経過観察でいいような患者さんは、通院日をお休みの期間(春休み、夏休み、冬休み・・・)に合わせる事が多いらしく、小児科は、今日は、いつもより賑わっているように感じました。
内分泌専門の先生は、とても優しそうな、若い男の先生でしたが、転勤することになり、今日から、あたらしい先生です。この若い男の先生は、ほんとに、物静かな先生で、お話される声もとても小さく、身を乗り出して聞かないと聞き取れないことも・・・・。あまりにも、品が良すぎて、「(ホルモンを補填しはじめて)どれくらいしたら、胸がデカくなりますかね??」なんて、オバちゃんのノリでは、はずかしくてきけない!!雰囲気の先生でした。先生も、思春期の女の子を診るのに、すこし、気恥ずかしさを感じていらっしゃったのか、「○○ちゃんが、体の事とか、話がしやすいように、今度の先生は女性の先生にしましょう・・・。」と、最後の診察のときにおっしゃっていました。
どんな女の先生かな??と、娘、ちょっと、緊張。入院中、脛のところに傷を作ってしまい、皮膚科の先生にみてもらっていた時期があるのですが、皮膚科の先生、女性率が高く(しかも、なぜか、美人!!)担当は、毎回、かわるのですが、ほぼ、毎回、女医さんに診てもらっていました。このときの、診察は、傷口を、いつもきれいにして、薬をつけて・・・・ということをしていたので、もう、娘としては、痛くて、痛くて、ひ~、ひ~泣いていたのですが、女医さんたち、容赦ない感じがあって・・・・・娘のなかでは、女性の先生=やさしい という、図式ではないようです。(むしろ、血液の前任の先生もそうでしたが・・・内科系の若い男性の先生のほうが、格段にやさしい・・・)
なので・・・・「女性の先生??」ときいて、ドキドキしていましたが・・・呼ばれて診察室に入ってみると・・・・皮膚科の女医さんのようなケバさは全然ない、落ち着いた雰囲気のやさしそうな先生でした。(病棟で見かけたことがあるかな??)年齢的にも、中堅・・・といったところでしょうか・・・。
今日は、血液検査もなく、簡単な問診・・・・。でも、今までと違うのは、どれくらい性徴があらわれているか、実際に診察もありました。(こういうことは、娘のような微妙な年齢では、女性の先生のほうがいいのでしょう・・・)
お薬の処方は、今までと同様、8分の1のままで・・・とのことでした。もう少し、背がのびる可能性もあるから、女性ホルモンはゆっくり増やしていきましょう・・・と。(移植後、なかなか、151cm以上伸びなかったのが、今日は、152.8・・・・。遅々としてですが・・・2センチ近くは伸びているのです・・・・。)
ひととおり、診察がおわったあと、「お母さんとだけ、お話、したいから・・・・」と、娘に先に診察室からでるように促し、晩期障害のこと、どの程度、本人に話しているか聞かれる。
ほぼ100%不妊になるということ・・・・移植前に本人に話したが、治療が、落ち着いてからはその話題に触れたことはなく、病気が治った→不妊も治った・・・と勘違いしているかもしれない・・・と話す。
先生は、いずれ、また、きちんとその話を本人にしないといけない・・・(当然です・・・)それは、お母さんから・・・と言われたが、「一度、私は話しているので、今後その話をするのなら、お医者さんからのほうがいいと思う、それは、先生のタイミングでいつ話してもらってもいいから・・・・。」と、逃げる・・・・。自分の口から、娘にいうことほど、つらいことはないもの・・・・。娘も・・・・母親からきくより、お医者さんからのほうが、冷静にきけるのではないだろうか・・・・。(なんて、自分にいいわけ・・・。)
ただ・・・・こうやって少し時間をおいてふりかえってみると・・・・先生におまかせしてしまってよかったのか??なんだか、もやもやした気分。
本当は、その話題には、もうずっと触れないでほしい・・・というのがわたしの本音。
大人になってその問題に直面するのなら、大人になんてならないでほしい・・・・そんなこと、ぼんやり考えてしまうのです。
娘の成長・・・・それは、とても、とても、喜ばしいことなんだけど・・・・。なんのわだかまりもなく、手放しで喜べない自分がまだいます。現実に直面して悲しむ娘を見たくないという弱い母親です。
女性ホルモンをゆっくりゆっくり、増やしていく間に、ゆっくり、ゆっくり、わたしは、強くなって、この話、泣かないで娘と話せるようになりたいなあ・・・・。


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今日は、内分泌外来の日でした。
小児科の中の、内分泌専門の先生にみてもらっているのですが、就学しているぐらいの年齢で、経過観察でいいような患者さんは、通院日をお休みの期間(春休み、夏休み、冬休み・・・)に合わせる事が多いらしく、小児科は、今日は、いつもより賑わっているように感じました。
内分泌専門の先生は、とても優しそうな、若い男の先生でしたが、転勤することになり、今日から、あたらしい先生です。この若い男の先生は、ほんとに、物静かな先生で、お話される声もとても小さく、身を乗り出して聞かないと聞き取れないことも・・・・。あまりにも、品が良すぎて、「(ホルモンを補填しはじめて)どれくらいしたら、胸がデカくなりますかね??」なんて、オバちゃんのノリでは、はずかしくてきけない!!雰囲気の先生でした。先生も、思春期の女の子を診るのに、すこし、気恥ずかしさを感じていらっしゃったのか、「○○ちゃんが、体の事とか、話がしやすいように、今度の先生は女性の先生にしましょう・・・。」と、最後の診察のときにおっしゃっていました。
どんな女の先生かな??と、娘、ちょっと、緊張。入院中、脛のところに傷を作ってしまい、皮膚科の先生にみてもらっていた時期があるのですが、皮膚科の先生、女性率が高く(しかも、なぜか、美人!!)担当は、毎回、かわるのですが、ほぼ、毎回、女医さんに診てもらっていました。このときの、診察は、傷口を、いつもきれいにして、薬をつけて・・・・ということをしていたので、もう、娘としては、痛くて、痛くて、ひ~、ひ~泣いていたのですが、女医さんたち、容赦ない感じがあって・・・・・娘のなかでは、女性の先生=やさしい という、図式ではないようです。(むしろ、血液の前任の先生もそうでしたが・・・内科系の若い男性の先生のほうが、格段にやさしい・・・)
なので・・・・「女性の先生??」ときいて、ドキドキしていましたが・・・呼ばれて診察室に入ってみると・・・・皮膚科の女医さんのようなケバさは全然ない、落ち着いた雰囲気のやさしそうな先生でした。(病棟で見かけたことがあるかな??)年齢的にも、中堅・・・といったところでしょうか・・・。
今日は、血液検査もなく、簡単な問診・・・・。でも、今までと違うのは、どれくらい性徴があらわれているか、実際に診察もありました。(こういうことは、娘のような微妙な年齢では、女性の先生のほうがいいのでしょう・・・)
お薬の処方は、今までと同様、8分の1のままで・・・とのことでした。もう少し、背がのびる可能性もあるから、女性ホルモンはゆっくり増やしていきましょう・・・と。(移植後、なかなか、151cm以上伸びなかったのが、今日は、152.8・・・・。遅々としてですが・・・2センチ近くは伸びているのです・・・・。)
ひととおり、診察がおわったあと、「お母さんとだけ、お話、したいから・・・・」と、娘に先に診察室からでるように促し、晩期障害のこと、どの程度、本人に話しているか聞かれる。
ほぼ100%不妊になるということ・・・・移植前に本人に話したが、治療が、落ち着いてからはその話題に触れたことはなく、病気が治った→不妊も治った・・・と勘違いしているかもしれない・・・と話す。
先生は、いずれ、また、きちんとその話を本人にしないといけない・・・(当然です・・・)それは、お母さんから・・・と言われたが、「一度、私は話しているので、今後その話をするのなら、お医者さんからのほうがいいと思う、それは、先生のタイミングでいつ話してもらってもいいから・・・・。」と、逃げる・・・・。自分の口から、娘にいうことほど、つらいことはないもの・・・・。娘も・・・・母親からきくより、お医者さんからのほうが、冷静にきけるのではないだろうか・・・・。(なんて、自分にいいわけ・・・。)
ただ・・・・こうやって少し時間をおいてふりかえってみると・・・・先生におまかせしてしまってよかったのか??なんだか、もやもやした気分。
本当は、その話題には、もうずっと触れないでほしい・・・というのがわたしの本音。
大人になってその問題に直面するのなら、大人になんてならないでほしい・・・・そんなこと、ぼんやり考えてしまうのです。
娘の成長・・・・それは、とても、とても、喜ばしいことなんだけど・・・・。なんのわだかまりもなく、手放しで喜べない自分がまだいます。現実に直面して悲しむ娘を見たくないという弱い母親です。
女性ホルモンをゆっくりゆっくり、増やしていく間に、ゆっくり、ゆっくり、わたしは、強くなって、この話、泣かないで娘と話せるようになりたいなあ・・・・。


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コメント
私は娘が再発するぐらいなら最初から移植すればいいのに
なんて頭をよぎった事がありますが間違いでした。
何よりも命だと判っていても
いつか知る現実をどう受け止めて
これからどう成長していくのか不安や心配がありますね。
でも一緒に受け止めてくれるパートナーがいてくれたら
きっとずっと楽しい日が送れると信じています♪
治療が終わっても頑張り処はなくなりませんが
娘さんを信じていきましょう!
コメントありがとございます。
コメントありがとうございます。はじめていただいたのに、お返事かこんなに遅くなってしまって、ごめんなさい。
わたし、娘が生まれたとき、この子の生む子供をお世話しなきゃ、とはじめて長生きしたいと思いました。(息子が生まれたときはそんなこと思わなかったのに・・・)
母親が娘にかける愛情って、そういう意味で、なにか特別なのかな・・・・いまでも、孫娘をあやす、わたしの母親の姿が、目に焼きついています。
でも、なくしたものをくよくよ考えていてもしょうがない!!たぶん、これからも、泣いちゃうこともあるとおもうけど、現実を受け入れて、しっかり前を向いて歩いていってほしいなあ・・・そう、願っています。