あたたかい風のようでした。
2011/05/20 Fri
はるばる、関西から、たくさんの菓子折りをもって、職場の元後輩がきてくれました。
リュックサックにラフな服装・・・・。バックパッカーか、ボランティアにいくのか・・・というイデタチ・・・。
少し、日に焼けた顔、穏やかな笑顔・・・。本当に、元気になってよかったな~~。
彼は、わたしが、元いた部署の後輩・・・。彼が、就職したときに、すでにわたしは、違う部署にいたのだけれど、一人部署だったので、少しだけ、ほんの少しだけ、仕事の様子を見に行っていた時期があった。いろんな職種とうまく連携をとることが要求されるところで・・・ひとりで大丈夫かな??と思いながらみていたのだけれど、持ち前の性格の良さと、誠実な仕事ぶりで、あっというまに、他の部署の人たちの信頼をえ、一人前になっていった。そんな彼なので、いろんな仕事をまかされるようになり、体力的にきつそうだな~と遠くからみていたのだけれど、、ちょうど、そのころ、娘の急性GVHDで、わたしのほうが、また職場に行けなくなってしまい・・・・。
その直後、(今から2年前)彼は、体調を崩し、近くの大学病院に入院、胸腺腫が見つかり、長期的な療養生活に入っていた。
実家は遠方にあり、そちらに帰って治療を受けているということを、風のたよりにきいていたのだけれど・・・。
今日、その彼が、「元気になりました!!」と、突然、職場を訪ねてくれたのだ。
「いや~~大変でしたよ~~。」という彼の顔は、本当に、明るく、穏やかで、とても、辛い闘病生活をしてきたとは思えないぐらいの明るさでした。一度、どん底を体験してしまうと、浮き上がってきたときに、こんなに、晴れ晴れとよい顔になるのですね。
2年前、こちらの大学病院で、胸腺腫がみつかったとき、すでに、腫瘍は心膜まで達しており、もう、手術はできないと言われ・・・地元の大学病院に転院。実家のある県の病院に・・・ということで、転院、そこで、奇跡的に呼吸器外科の名医に出会い、手術も無事成功、その後の抗がん剤治療も、乗り切り、いまは、お薬を飲みながら経過観察だそうで・・・・。
「一時は、ほんとうに、でてくるデータが全部悪くて、どうなるかと思ってました~。」と笑いながら話してくれる。「転院したら、手術日もトントン拍子で決まって・・・・今の、先生に出会わなかったらどうなっていたかわからない・・・。」とも。
娘の病気のことを考えたり、こういう話をきくと、いつも、運命の不思議、命の不思議を感じる。
やっぱり、人間は生きているのではなく生かされているんだろうなあ・・・と。
風のように、ふわ~っと通り過ぎて、すぐに、地元にもどっていった彼、とてもあたたかい風でした。
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リュックサックにラフな服装・・・・。バックパッカーか、ボランティアにいくのか・・・というイデタチ・・・。
少し、日に焼けた顔、穏やかな笑顔・・・。本当に、元気になってよかったな~~。
彼は、わたしが、元いた部署の後輩・・・。彼が、就職したときに、すでにわたしは、違う部署にいたのだけれど、一人部署だったので、少しだけ、ほんの少しだけ、仕事の様子を見に行っていた時期があった。いろんな職種とうまく連携をとることが要求されるところで・・・ひとりで大丈夫かな??と思いながらみていたのだけれど、持ち前の性格の良さと、誠実な仕事ぶりで、あっというまに、他の部署の人たちの信頼をえ、一人前になっていった。そんな彼なので、いろんな仕事をまかされるようになり、体力的にきつそうだな~と遠くからみていたのだけれど、、ちょうど、そのころ、娘の急性GVHDで、わたしのほうが、また職場に行けなくなってしまい・・・・。
その直後、(今から2年前)彼は、体調を崩し、近くの大学病院に入院、胸腺腫が見つかり、長期的な療養生活に入っていた。
実家は遠方にあり、そちらに帰って治療を受けているということを、風のたよりにきいていたのだけれど・・・。
今日、その彼が、「元気になりました!!」と、突然、職場を訪ねてくれたのだ。
「いや~~大変でしたよ~~。」という彼の顔は、本当に、明るく、穏やかで、とても、辛い闘病生活をしてきたとは思えないぐらいの明るさでした。一度、どん底を体験してしまうと、浮き上がってきたときに、こんなに、晴れ晴れとよい顔になるのですね。
2年前、こちらの大学病院で、胸腺腫がみつかったとき、すでに、腫瘍は心膜まで達しており、もう、手術はできないと言われ・・・地元の大学病院に転院。実家のある県の病院に・・・ということで、転院、そこで、奇跡的に呼吸器外科の名医に出会い、手術も無事成功、その後の抗がん剤治療も、乗り切り、いまは、お薬を飲みながら経過観察だそうで・・・・。
「一時は、ほんとうに、でてくるデータが全部悪くて、どうなるかと思ってました~。」と笑いながら話してくれる。「転院したら、手術日もトントン拍子で決まって・・・・今の、先生に出会わなかったらどうなっていたかわからない・・・。」とも。
娘の病気のことを考えたり、こういう話をきくと、いつも、運命の不思議、命の不思議を感じる。
やっぱり、人間は生きているのではなく生かされているんだろうなあ・・・と。
風のように、ふわ~っと通り過ぎて、すぐに、地元にもどっていった彼、とてもあたたかい風でした。


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