移植後退院まで。(4)
2010/11/03 Wed
今日は、よいお天気です。でも・・・・水道工事の日なので、洗濯も外出もできず・・・家でダラダラでしてます・・・。息子も娘もおでかけ。ダンナもワンコがうるさいので、連れ出してくれ、家にはわたしひとり。こんな休日もいいですね。
昨日の記事の続きです。移植後11目に「血球貪食」を起こしていることを先生から告げられる。以下、先生が説明しながら書いてくれたメモから、記憶をたどってみます。
この時の娘の症状 ①高熱 ②発疹 ③下痢 ④かゆみ ⑤倦怠感
血液データ上は、①貧血 ②血栓ができやすい状態 ③肝機能軽度障害 (腎機能は改善) ④CRPは10以上 ⑤フェリチン(炎症データ?赤血球がどれたけ壊れているかみる指標ときいたような・・・)が異常に上昇 8000から15000
血球貪食がおきた原因→感染症が原因で、免疫機能が上昇 マクロファージの働きが、異常に亢進してしまったため。
治療方法 ①プレドニンパルス療法 30㎎/㎏/日 最大3日間
(それまでの投与量は、2㎎/㎏/日なので、なんと、その15倍!!)
②エトポシド(抗がん剤)100㎎/㎡/回 1日2回
副作用 高血圧 (ひどくなると脳症をおこす可能性あり)→血圧を下げる薬で対応
血栓症 (臓器に障害がでる。) →へパリン レムナロンで予防
高血糖 高カロリー輸液の中止 インスリン投与で対応
ステロイドパルス療法で効果がない場合、拒絶のリスクが高まる。別の治療を検討することになる。免疫抑制状態は続くので感染症に対する治療は続ける。
ウイルス感染が原因らしいのだけれど、可能な限り検査をするも、何のウイルスかは特定できず、ウイルスを直接やっつけることもできず・・・・ただ、ただ、この「プレドニンパルス療法」かけてみるしかない状況。 仮にウイルスを突き止められたとしても、一度、こわれてしまった免疫機能は、どうやったら元にもどせるのだろう・・・・。今更ながら、移植治療の難しさを痛感する。意味不明、正体不明のもの・・・・・が、体のなかで蠢いている・・・。(SFかっ でも、当時はそんな心境。えれえことをしてしまっただ・・・。みたいな。)
おそろしくておそろしくて、「どれくらいの可能性で良くなりますか?」なんてとてもきける状態ではなかった。
先生が説明しながら書いてくださったメモの最後に、「原因によっては治りにくい可能性があります。」と書かれていた。治らなければどうなる??移植失敗??失敗したらどうなるの??パニックで、手先、足先が急に冷える、感覚がおかしい。(←これ、わたし。)とにかく、思考をストップさせて、娘のお世話に没頭。
day 11 夕方から プレドニンパルス療法がはじまる。
【 day 12 】
プレドニンがきいたのか、朝、熱がさがる。むずかる、いら立つ、わめく、指示をききいれない、精神状態は最悪な様子。午後、熱 37度台。ドルミカム中止。ポータブルトイレにうつるのがやっと。夕方、マミーを飲むが、強烈な吐き気、2時間ほど苦しむ。かゆみ↑↑↑ ずっと、肛門あたりを掻きつづけている。
1回目のプレドニンパルス療法の結果、先生から話がある。①TB(赤血球のこわれた量をみる数値)が2回輸血をしたにもかかわらず、増えていない。②高熱がおさまる。→以上より、効果があったと考えられる。2回目の同じ量のステロイドを投与。3回目は2回目の結果をみて決める。赤い発疹が、まだらの赤い模様にになっていることが気になったのできいてみると、斑点だったものが、出血したためつながってできたものらしい。自然に吸収されていくだろうとのこと。
【 day 13 】
朝から便の回数がふえる。気持ち悪さが続いている。わめく、さわぐ。アタラックスPを入れると少し眠れそうになるが、効かず、またわめく。発疹が、面になってまだらに広がる。おしり、背中、上肢、胸のあたりがひどい。痛み止めはフェンタニルにかえている。(たくさん押しすぎたのでおなかの動きがわるくなっている??)ドルミカム再開。うとうと眠る。熱、39度台にあがる。パルス療法、3日目も施行。

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