移植後退院まで。(6)
2011/01/30 Sun
最初の病院で、骨髄移植の説明を受けたとき、「とにかく、最初の2週間が大変、でも、その2週間が過ぎれば、白血球が上がってくるので、いろんなつらい症状が消えていく、2週間、がんばれ!!」と言われていました。
でも・・・・・移植後、10日過ぎたとき、「血球貪食」をおこしている事がわかり、ステロイドパルス療法を3回・・・・17日たっても、白血球があがってくる兆しはありませんでした。
【day 18】
今までで一番調子がいいと言う。ベッドをギャッジアップさせて、「ちゃお」を読むことができる。テレビを見れる。マンガが読める。話ができる。などなど・・・素人のわたしは、そんなことでしか、娘の回復を感じることができない。唾液は相変わらず飲み込めず、ダラダラ・・・・。自分でテッシュでぬぐう。看護師さんが、体を起こさなくても、それを捨てられるよう、ベッドの柵にゴミ入れ用にビニール袋をテープで貼ってくれる。それが、すぐにいっぱいになってしまうほど、たくさん、テッシュを使う。主治医から、タクロリムス再開のお知らせ。前の日に、脳症か?と思われる症状がでたので、免疫抑制剤をネオーラルにかえているが、MRIの検査では異常がなかった、タクロリムスのほうが効果が高いので、やはり、戻します、ということだった。(非血縁間の移植の場合、タクロリムスを選択するらしい。)お昼、「おなか、すいた。何かない?」と。ワンタンスープを2口たべる。抹茶アイスもひとくち食べて、「全然、味がしない!!」と言う。うがいをすると、いっぱい唾液がでる。清拭、陰洗したあと、ポータブルで排尿をすると、「痛い~~!!」と激痛。その後、排尿のたびに、ものすごく、痛がる。午後6時、「気持ちがわるい・・・」と胃液を吐く。手の痛みも強くなり、ソセゴンを使う。胃腸の症状や、手の痛みは、「血管炎」の症状に近い・・・タクロリムスとプレドニンを使うと「血管炎」がでる副作用があるので、タクロリムスは再度、中止、ネオーラルに変更するとのこと。夜は、吐き気で眠れない様子。アタラックスPを使う。
【day 19】
朝、6時、腹痛ひどく、ソセゴンを使う。排尿時のひどい痛みは続いている。(尿検査の結果、出血はなし。)午後も腹痛続き、ソセゴンを使い、眠る。夕方6時、吐き気あり、胃液を吐く。腹痛もひどく、またソセゴンを使う。熱、37.8と上がってくる。肺炎が心配と、肺のCTと、腸のCTをとる。(結果、異常なし。)この当時は、何か、異常があれば、夜中であろうがすぐに検査だった。とにかく、何か症状がでると、原因を調べて、治療方針を変更していく・・・一秒でも、タイミングがおくれると、状況は悪化する・・・という緊張感が漂っていた。排尿の痛みから、トイレを我慢、尿量が少なくなる。夜、11時、ソセゴンとアタラックスPを入れたあとに排尿をしたのだけれど、ほとんど痛み止めの効果はなく、絶叫するほどの痛み、でも、排尿するときだけで、そのあと眠る。
【day 20】
明け方まで、何回か胃液を吐く。腹痛もあり。朝、やはり、排尿のとき、絶叫、「管を入れてもらいたい。」と娘から要求、バルンカテーテルを入れてもらう。化学療法中、いくら起き上がるのがつらくても、「おしっこの管をいれるのだけはいや!!」と、トイレにすわることをがんばってきたのに・・・・なんだか、わたし自身、惨敗な気持ちがした。この日、白血球300。プレドニンを大量に使うと、白血球が増える、2~3日、プレドニンを少ない量にした状態で、幹細胞がしっかりできているか確認しないと生着したとはいえないと。他の数値はよい方向にいっているとのこと。腹痛あり、さするとおさまるが、痛み止めの効き目がなくなってきた感じ。痛み止めをレペタン(麻薬系の痛み止め)に変更。胃液をもどす、腹痛→さすれば少しおさまる、を繰り返す。夜、体温 38.7。尿路感染症の疑い、抗生剤の変更。
当時の点滴台です。最高で7台ほど輸液ポンプがついていました。どれがどのルートやら・・・・でも、さすが、看護師さんたちは、手馴れた様子で、輸液を取り替えたり、お薬を入れたりしていました。(無菌室でハードな状態のときは、いつも、ベテランの看護師さんが担当になっていたように思います。)
でも・・・・・移植後、10日過ぎたとき、「血球貪食」をおこしている事がわかり、ステロイドパルス療法を3回・・・・17日たっても、白血球があがってくる兆しはありませんでした。
【day 18】
今までで一番調子がいいと言う。ベッドをギャッジアップさせて、「ちゃお」を読むことができる。テレビを見れる。マンガが読める。話ができる。などなど・・・素人のわたしは、そんなことでしか、娘の回復を感じることができない。唾液は相変わらず飲み込めず、ダラダラ・・・・。自分でテッシュでぬぐう。看護師さんが、体を起こさなくても、それを捨てられるよう、ベッドの柵にゴミ入れ用にビニール袋をテープで貼ってくれる。それが、すぐにいっぱいになってしまうほど、たくさん、テッシュを使う。主治医から、タクロリムス再開のお知らせ。前の日に、脳症か?と思われる症状がでたので、免疫抑制剤をネオーラルにかえているが、MRIの検査では異常がなかった、タクロリムスのほうが効果が高いので、やはり、戻します、ということだった。(非血縁間の移植の場合、タクロリムスを選択するらしい。)お昼、「おなか、すいた。何かない?」と。ワンタンスープを2口たべる。抹茶アイスもひとくち食べて、「全然、味がしない!!」と言う。うがいをすると、いっぱい唾液がでる。清拭、陰洗したあと、ポータブルで排尿をすると、「痛い~~!!」と激痛。その後、排尿のたびに、ものすごく、痛がる。午後6時、「気持ちがわるい・・・」と胃液を吐く。手の痛みも強くなり、ソセゴンを使う。胃腸の症状や、手の痛みは、「血管炎」の症状に近い・・・タクロリムスとプレドニンを使うと「血管炎」がでる副作用があるので、タクロリムスは再度、中止、ネオーラルに変更するとのこと。夜は、吐き気で眠れない様子。アタラックスPを使う。
【day 19】
朝、6時、腹痛ひどく、ソセゴンを使う。排尿時のひどい痛みは続いている。(尿検査の結果、出血はなし。)午後も腹痛続き、ソセゴンを使い、眠る。夕方6時、吐き気あり、胃液を吐く。腹痛もひどく、またソセゴンを使う。熱、37.8と上がってくる。肺炎が心配と、肺のCTと、腸のCTをとる。(結果、異常なし。)この当時は、何か、異常があれば、夜中であろうがすぐに検査だった。とにかく、何か症状がでると、原因を調べて、治療方針を変更していく・・・一秒でも、タイミングがおくれると、状況は悪化する・・・という緊張感が漂っていた。排尿の痛みから、トイレを我慢、尿量が少なくなる。夜、11時、ソセゴンとアタラックスPを入れたあとに排尿をしたのだけれど、ほとんど痛み止めの効果はなく、絶叫するほどの痛み、でも、排尿するときだけで、そのあと眠る。
【day 20】
明け方まで、何回か胃液を吐く。腹痛もあり。朝、やはり、排尿のとき、絶叫、「管を入れてもらいたい。」と娘から要求、バルンカテーテルを入れてもらう。化学療法中、いくら起き上がるのがつらくても、「おしっこの管をいれるのだけはいや!!」と、トイレにすわることをがんばってきたのに・・・・なんだか、わたし自身、惨敗な気持ちがした。この日、白血球300。プレドニンを大量に使うと、白血球が増える、2~3日、プレドニンを少ない量にした状態で、幹細胞がしっかりできているか確認しないと生着したとはいえないと。他の数値はよい方向にいっているとのこと。腹痛あり、さするとおさまるが、痛み止めの効き目がなくなってきた感じ。痛み止めをレペタン(麻薬系の痛み止め)に変更。胃液をもどす、腹痛→さすれば少しおさまる、を繰り返す。夜、体温 38.7。尿路感染症の疑い、抗生剤の変更。
当時の点滴台です。最高で7台ほど輸液ポンプがついていました。どれがどのルートやら・・・・でも、さすが、看護師さんたちは、手馴れた様子で、輸液を取り替えたり、お薬を入れたりしていました。(無菌室でハードな状態のときは、いつも、ベテランの看護師さんが担当になっていたように思います。)

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